書評〜芳村思風 著「人間観の覚醒 生き方の変革」

これは哲学書?
哲学書を読んだことがないのでわからないが、自分の人生の中でこのようなジャンルの本は初めて読んだ。
色々な意味で面白かった。

 

まず言葉…単語の定義からして正しく理解しなければ話が入ってこない。
(正しいかどうかはわからないが、少なくとも著者の言っている意味はこんな事なんだろうなと納得しないと話がわからなくなる。)

 

私にはこの本を正しく伝える文章を書く技量がありません。
よって著者の言っていることと違うかもしれないが、私なりの理解で感想を書くので、悪しからず。

 

 

●近代の社会は「理性」が一番重要とされていて、その歪みが出てきている。
「理性」は正しい、正しくないで判断され、競争を生み、勝負に勝つことが求められる社会。

 

●これからは「理性」から「感性」の時代になる。

 

●「感性」とは何か?

 

●生物が持っている根源的なものであり、命があると「感性」があり、「感性」があると命がある。

 

●「感性」は細胞一つ一つが持っている?

 

●「感性」…命は宇宙とつながっていて一体である。

 

●宇宙のゆらぎ、衝突、均衡などその要素が「感性」にあり、「感性」で生きるということは、より自然?な生き方である。

 

●「感性」で生きると、争いのない、やりがいのある人生になる。

 

 

 

メチャクチャ大雑把に乱暴になったが、こんな感じに受け取った。

 

「感性」は細胞に宿る(こういう表現はしていないが…)という部分や、宇宙との一体、理性を利用する話など、なるほどと納得できる部分も多い。

 

生き方、考え方の土台となる部分の話なので、視野が広がった感がある。

 

たまにはこのような本を読むのもいいものだ。

 

 

やまきゅうMEMO

 

まず、このような事を真剣に考えている人がいるのがすごい。
いや、いるにはいるのだろうけど、なぜか感心してしまった。

 

中・高生の頃以来かなぁ…「火の鳥」や「ブッダ」を読んでこんなこと考えてたりしてたのを思い出した。
手塚治虫ってすごいなと、改めてリスペクト。

 

しかしこの本は誰に向かって書いているのだろう。

 

「理性」に支配されている人、社会に向けてだったら、もう少し理論的に書けばいいのに。
論理の飛躍が激しすぎるし、なぜその結論になる?っていう部分が多すぎ。
もう笑ってしまうくらい。

 

たぶん著者が「感性」で納得している部分を「理性」的に書こうとしているからこうなったんだと思う。

 

もっとフワッとした感覚的な表現方法で書いたほうが伝わると思う。
詩とか小説とか、漫画とか…。

 

それでも「感性」の人は理解すると思うけど。

 

 

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やまきゅう

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宮崎在住。 フリーで映像制作の仕事をしているが、50歳を過ぎてなお自分探しをしている人生方向音痴オヤジ。 人生の後半戦を突き進むオヤジが、何を愛し、考え、体験したのか、このブログに記録(log)していきます。 詳しくはコチラ

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