宮崎の食 うどん〜「きっちょううどん」

意外というか、全国的に知られていないが宮崎県は意外とうどん店が多い・・・ような気がする。
(ちゃんとデータを調べたわけではないが)
比較的有名な「きっちょううどん」を紹介。

「きっちょううどん」というと、宮崎の年配者は「吉兆(きっちょう)うどん」(現「おくのうどん」)を思い浮かべると思う。
もともとは「三角茶屋」というお店があったらしいのだが、そこからいろいろあって「豊吉うどん」「おくのうどん」「きっちょううどん」と別れたらしい。
だから味は似ている。
同じ味の系列では、他にも「和(なごみ)うどん」「めぐみうどん」などもある。
同じ味の系列と言ったが「全然違う」というこだわりの宮崎人は多い。

宮崎のうどんの特徴は、麺にコシがない。
20年以上前に初めてこの系列のうどんを食べた時、麺が口の中で溶けた時には衝撃を受けた。
(最近の「きっちょううどん」は少しコシがあり、さすがに口の中では溶けることはないが)
「讃岐うどん」はゴムを食べているみたいだと言い敬遠する人も多く、「はなまるうどん」も宮崎から撤退したぐらい。

また朝にうどんを食べる人も多く、6時くらいから開いている店もある。

その中でも店舗数の多い「きっちょううどん」は宮崎を代表するうどん店といってもよいだろう。
訪れたのは「きっちょうクロスモール清武店」。
店のマークには、まだあの人の顔が(笑)。

メニューは色々あるが、自分はだいたい「天玉かうどん」(360円)を食べる。
「天」は、天ぷらの事だがエビではなく、まる天(揚げかまぼこ?)。
「玉」は、玉子(生)。
「か」は、天かす。

ダシはいりこと昆布を使っているらしい。
味は独特。
優しい味というか、他の県では味わったことのない味。
初めて食べた時は、ボヤッとした味だなと思ったが
食べ慣れてくると、忘れられなくなる。
はじめ自分はこの味は好きではなかったが、
不思議なもので今では時々、無性に食べたくなるようになった。
麺は相変わらずコシがないが、これはこれで慣れると気にならなくなる。

安くて早くて、うまい。

高級ではないが、宮崎に来た時は「うどん」を是非。

The following two tabs change content below.
やまきゅう

やまきゅう

宮崎在住。 フリーで映像制作の仕事をしているが、50歳を過ぎてなお自分探しをしている人生方向音痴オヤジ。 人生の後半戦を突き進むオヤジが、何を愛し、考え、体験したのか、このブログに記録(log)していきます。 詳しくはコチラ

この記事を書いた人

やまきゅう

やまきゅう

宮崎在住。
フリーで映像制作の仕事をしているが、50歳を過ぎてなお自分探しをしている人生方向音痴オヤジ。
人生の後半戦を突き進むオヤジが、何を愛し、考え、体験したのか、このブログに記録(log)していきます。
詳しくはコチラ