小学校で「宝島」の歌を習っているらしいが、それがアニメの主題歌だったと今の小学生は知らないらしい
アニメ「宝島」は1978年〜1979年に全26話で放送された。
総監督は出崎統、作画監督は杉野昭夫(「あしたのジョー」「エースを狙え」等)のゴールデンコンビ。
もちろん今の小学生がリアルタイムでは見たことないのはわかる。
だが、アニメ「宝島」はまぎれもない名作である。
話が進み、面白さが加速していく展開。
アニメのキャラだが、眼光鋭く迫ってくるような気を発するジョン・シルバー。
汗臭く、女性は好んで見ない類の作品だと思うが、当時中学生だった私は魂を奪われた。
作曲:羽田健太郎、歌:町田よしとのオープニング、エンディングの歌も素晴らしい。
オープニングテーマは前奏から「宝島」の世界に引きずりこみ、主人公ジムの心とともに海の彼方へ思いを運ぶ。
いや〜名曲。
小学校で音楽の教科書に載るのもわかる。
うって変わってエンディングテーマ「小さな船乗り」は、静かな寂しさを感じる曲。
最初の頃は、なぜこんな暗い曲なんだろうと、あまり好きではなかった。
だが、最終回でその感想は180度かわる。
最終回の第26話「フリントはもう飛べない」は、原作にないオリジナルストーリである。
宝島の冒険から10年後、ジムはある港でシルバーと再会する。
そのラストシーンの後エンディングの歌が流れ出すと、もうどう表現していいかわからないけど…
愕然とした?
呆然とした?
ポカーンとした?
とにかく放心状態になった。
そして心の中で号泣した。
この「小さな船乗り」は、最終回のエンディングで流すための曲だったんだ。
すごい、すごすぎる。
今でもこの歌を聴くと涙腺がゆるむ。
今の小学生が「宝島」のアニメを知らないのはもったいない。
ぜひ、DVDでレンタルでもして見てほしい。
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やまきゅう
宮崎在住。
フリーで映像制作の仕事をしているが、50歳を過ぎてなお自分探しをしている人生方向音痴オヤジ。
人生の後半戦を突き進むオヤジが、何を愛し、考え、体験したのか、このブログに記録(log)していきます。
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