とりあえず、吉野家の牛丼 愛 について語っておこう

「早い・安い・旨い」と言われた吉野家の牛丼。
初めて私が食べた時(多分1980年前半ごろ)は、早いはわかるが、安くなく、旨いとも思わなかった。
当時400円出せば、九州ではそれなりの定食が食べられたし、味も好みではなかった。

1990年ごろ、東京でお金もなく忙しく働いていた頃は、自然と吉野家のお世話になることが多くなってきた。
食べ慣れてくると不思議なもので、あの味がたまらなくおいしく感じるようになった。
終電近くの電車で家の近くの駅で降りても、あのオレンジの看板が迎えてくれる。

店に入ってカウンターに座り、「並と卵」と一言。
サッと出てきて、
バッと食って、
会計して「ごちそうさま」と言って出て行く。

このシンプルなルーチンがなんとも心地よい。

一時期は3日に2食は吉野家だった。
それでも飽きることはなかった。
薄く、筋張った牛肉でもうまかった。

 

まさに、その時は「早い・安い・旨い」の吉野家だった!

 

それからだろう、何度でも食べられるものが、美味しいものなんだろうという考え方をするようになったのは。

 

その後、福岡で働いていた頃、吉野家が福岡にいくつかオープンした。
注文して、牛丼が出てきた時、
「ごゆっくりどうぞ」と言われた。

少し寂しい気がした。

 

今や、宮崎にも吉野家はあるが、テーブル席があり、子連れの家族が普通にやってくる。
注文して5分以上待たされることもある。
確かに私も子どもを連れて何度も食べに行ったが、本当の吉野家は違うはずだ!

 

女性客が入るのを躊躇する雑然さがあり、
客も店員も必要最小限の言葉だけしか交わさず、
どんなに客が多くても、注文してすぐに牛丼が出してくる店員がいて、
客は食ったら、すぐに出て行く。

私の中では、味だけでなく、その体験が吉野家なのだ。

 

今でも吉野家で注文するのは、牛丼と卵。

覇気のない、まったりとした空間で食べる牛丼もおいしいのだが、昔の吉野家が懐かしい。

まぁ、場所も時代も違うので仕方がないのはわかってます。
オヤジの愚痴です。

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やまきゅう

やまきゅう

宮崎在住。 フリーで映像制作の仕事をしているが、50歳を過ぎてなお自分探しをしている人生方向音痴オヤジ。 人生の後半戦を突き進むオヤジが、何を愛し、考え、体験したのか、このブログに記録(log)していきます。 詳しくはコチラ

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