「エニアグラムで分かる9つの性格」ティム・マクリーン/高岡よし子 〜 を読んで自分の性格を探ってみた
人間は国や人種、文化に関係なく共通するパターンがあるらしい。
そのパターンを解析し、性格的に9つのタイプにまとめた。
性格は育った環境によって変化するので、気質という方が近いかもしれない。
そのタイプを知り、自己成長に役立てようとするシステム…それがエニアグラム。
(と、自分は認識した)
性格を知ると何がいいのか。
より自分を理解する。
今まで意識していなかった自分の性格を知ることで、客観的に自分を把握し、プラス面を伸ばし、マイナス面に注意することができる。
人を理解する。
他者を理解することで、ストレスやトラブルを避け、良好な人間関係を築くことができるようになる。
つまり「どうしてそんな発想になるの?」「どうしてそんな行動を取るの?(行動しないの?)」というよくある対人関係において、また自分自身の行動において、理解する手助けとなり、前向きに行動できるようになるのだ。
9つの性格
エニアグラムで定義された性格のタイプは以下の9つ。
タイプ1:完璧を求める人
タイプ2:助ける人
タイプ3:達成する人
タイプ4:個性を求める人
タイプ5:観察する人
タイプ6:信頼を求める人
タイプ7:熱中する人
タイプ8:挑戦する人
タイプ9:平和を好む人
そしてごれらは大きく3つのグループに分類される。
本能タイプ(タイプ1、8、9)
フィーリングタイプ(タイプ2、3、4)
思考タイプ(タイプ5、6、7)
タイプ診断
本書にあるタイプ診断テストをやってみた。
質問群が2つある。
1つの質問群に3つの文章があり、最も自分に当てはまるものを選ぶ。
質問群1と2で選んだ文章の組み合わせで自分のタイプが判別できるというわけだ。
やってみると、どれか1つの文章を選ぶのが難しい。
それで明らかに違う文章を外し、質問群から2つずつ文章を選んだ。
よって4つのタイプがわかった。
私のタイプは
私のタイプは以下の4つのうちのどれかだと思う。
タイプ2:助ける人
タイプ4:個性を求める人
タイプ6:信頼を求める人
タイプ9:平和を好む人
グループで見たらどのグループにも1つは入っている。
本書では第3章でタイプの確認をする章があるので、そこで詳しく見て行こう。
タイプ2:助ける人
自分でそうかなと思う点
・理屈やルールより気持ちを優先する傾向がある
・行動の基本は心が動くかどうか。
・心の悩みを誰かに打ち明けることはあまりなく、体の不調を訴える状態に至って、やっと助けを求める場合もある。
自分で違うかなと思う点
・優れた共感能力を持っている反面、気をつけないと相手のことに入り込みすぎる。
・必要な時は助けを求めることもできる。
・不健全になると、おせっかいになり、相手に対する所有欲が強くなる。
・ずっと一人の時間を過ごしていると、自分がふだん抑えている否定的な気持ちが湧いてきて、気持ちが落ち込むことがある。
・「あるがままの自分では、愛されない」という恐れに突き動かされる傾向がある。
タイプ4:個性を求める人
自分でそうかなと思う点
・自分の好みやテイストを持っていて、身の回りもそれを反映したもので満たしたい。
・周囲から離れる傾向があるが、どこかで自分に気づいてほしいという気持ちがある。
・自分らしくあるとは、自分の心に正直であること。
・ところが心は絶えずうちり変わるため、安定した自己感覚を持つことができず、人生を通じて「自分探し」をしているような感じがある。
・自分が他の人たちとは違い、特別であることに存在意義を感じる一方で、他人は自分よりも安定していて幸福であるように見え、羨ましくもある。
自分で違うかなと思う点
・自分が特別な傷を負っていたり、何かを書いているように感じ、身の回りで起きてることに意味づけをし、ストーリーやドラマを作る傾向がある。
・気分が変わりやすく、感情的反応の中で自分を見失う。
・子どものときから、自分は本当にこの親から生まれてきたのだろうか?と感じる人もいる。
・「自分の存在には意味がないのでは」という恐れに突き動かされる傾向がある。
タイプ6:信頼を求める人
自分でそうかなと思う点
・頭と心の間を行ったり来たり。忠実かと思うと反抗的だったり、疑い深いと思ったら急に信じ込んだり、慎重かと思うと大胆。
・真面目で人に気を遣う。
・見捨てられることを恐れる。
・問題になりそうなことを、いち早く察知し指摘する。
・子ども時代はいわゆる「いい子」で周囲の期待に応えていたが、自分の気持ちを抑えていた反動から、後になって自分らしく生きていないという感覚に陥ることもある。
・「自力では生存できないのでは」という恐れにつき動かされることがある。
・ストレス時、早く向上し、成功しなければとあせる。
自分で違うかなと思う点
・安定志向で頼りになる人や考え方、組織を求める。
(こうすることにメチャクチャ憧れはあるが、実際は逆のことをしてきたような…)
・不安が強くなるほど、ルールや枠、原理を頑なに守ろうとし、最悪の事態を考え、人が不安になるような噂話や陰口をばらまくこともある。
・自分より弱い存在に八つ当たりをしたり、そばに置いてある物を蹴ったりして感情を発散する。
・自分が頼りにする先生や上司などの期待に応え、喜ばせようと、一生懸命勉強したり、尽くしたりする。
・ストレス時、自分がいかに優れているかを誇大に言い、競争心が強くなり人を見下す。
タイプ9:平和を好む人
自分でそうかなと思う点
・場の雰囲気や環境が、和やかで居心地良いということが大切。
・自分から波風立てることのないよう、目立ちすぎると良くないという気持ちもある。
・自分のペースを守るため、時には一人で過ごす時間と空間が必要。
・不健全になると、表面的に周りに合わせ葛藤を避けたり、実態よりも理想化して考える。
・自分の慣れ親しんだやり方を頑固に守ろうとし、怒りや不満を直接表現せず「暗黙の抵抗」で示す。
自分で違うかなと思う点
・自分のことを後回しにして、人の面倒を守ることが多い。
・自分よりも他の人の欲求をまず満たす。
自分の判断は? その1
こうしてみると、どれも該当していて、違う気もする。
タイプ2は違うかなぁ。
簡易テストの結果であり、絶対視しないようにと注意書きもあったし、本来の自分の気質を見つけるには、少し時間がかかるかもしれないともあった。
他のタイプを見ていて、すごく納得した説明があったのがタイプ5の以下の部分。
何かに熟達するまでは行動を起こせず、ずっと準備していて、自分の人生が本格的に始まらないような感覚がある。
もう、自分ではよくわからなくなってきたので、参考までに嫁さんに聞いて見た。
嫁さんの判断は?
診断テストの質問2群で、私が「これは違う」と除外したものを選んだ。
そうなると、タイプ1か5になる。
タイプ1:完璧を求める人
タイプ5:観察する人
タイプ1:完璧を求める人
自分or嫁さんがそうかなと思う点
・高い理想や基準、倫理観を持っていて「ものごとはこうあるべき」と感じる。
・合理的で理性的な印象を人に与える。
・大切な相手とは同じような基準や価値観を共有したいと思う。
・不健全になると、人に「〜すべきだ」と怒りを持って注意することが多くなる。
・いつもやることがたくさんあって時間がないと感じている。
自分で違うかなと思う点
・誰も文句を言えないほど自らに高い基準や厳しいルールを課し、それにしたがっていれば自分は責められず自立した立場を守れると思いがち。
タイプ5:観察する人
自分or嫁さんがそうかなと思う点
・理性的で合理的であり感情の起伏が少ないけど、うちに秘められた情熱はある。
・自分一人で考え、結論を出すことを好むという自己完結的な傾向がある。
・内向的で人から離れて一人でいることを好む。
・人とは直接気持ちを通わせて付き合うというよりも、自分が草しく知っていることや、自分の得意な役割を通じて関わりを持つ傾向がある。
・不健全になると、調べ抜いて納得してから出ないと行動できないと思い、ずっと準備していることになりかねない。
(これは上に書いた内容と同じ)
・不健全になると、相手の気持ちに思いが至らず、唐突にズバッと相手を傷つけるようなことを言ったりする。
・内容のない社交的な会話が苦手。
・考えていることを人に言わない傾向があり、自分の空間や時間に立ち入られたくない。
・問題を抱えていても自力でなんとかしようとするため、人に助けを求めることはあまりない。
自分で違うかなと思う点
・斬新な発想の持ち主。
・思考が明晰で洞察力が鋭く、未来を見通す先駆的ビジョンを持っている。
・自分は人よりも頭がよく、周囲はバカばかりだと感じる。
自分の判断は? その2
う〜ん。
自分が合理的、理性的だとはあまり思えないが、嫁さんはそんな印象を持っているみたい。
まだ学生時代も周りがそう思っていたらしい。
その部分がそうだとすると、タイプ5あたりがしっくりくるような気もする。
結論
しばらく頭の中で寝かせて、府に落ちる感覚になるまで待つことにしよう。
これで、自分や周りの人のタイプがわかるようになり、人間関係が少しでも楽になるとありがたい。
やまきゅうMEMO
性格テスト的なものは嫌いじゃない。
ガッツリ信じるわけではないが、何となく当たった部分があると「そうだよなぁ」と納得する。
でも、だからと言ってそれにとらわれるわけでもなく、すぐに忘れることも多い。
占いの類もそうだ。
新年に引いたおみくじが何だったか覚えていない。
何となくポジティブに捉えておしまい。
あ、でも血液型は結構信じているかも。
やまきゅう
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