書評 〜 「新海誠Walker」
「ほしのこえ」以来、新海誠の(作品の)ファンだ。
「君の名は。」のヒット以来、様々な関連本が発売されたが一切購入してこなかった。
のに、
とうとう、というか今更ですが購入したのが「新海誠Walker」。
どうして買ってしまったのか?
この本が発売されていたのは知っていた。
でもタイトルが「新海誠Walker」である。
てっきり作品の舞台となった場所を案内した聖地巡礼の本だと思っていた。
いくら新海誠のファンと言っても、そこまでではない!
しかし先日みやざきアートセンターにおいてあったこの本を見て勘違いに気付き、いくつか気に入った点があったので購入することに。
お気に入り その1 【画集】
新海誠の作品の魅力の一つは、綺麗な美術。
よって背景画集みたいな本もいくつか出ている。
画集でも写真集でも、雑誌の写真でもそうだが、私は見開きが好きではない。
編集者は「これだ!」というものを大きく見せたいのかもしれないが、大きなお世話だ。
初めから見開きを意識し計算されたものならいざ知らず、1枚の写真(画)を本の真ん中で切られて、またグッと開かないと全部が見られない、そして歪んだモノしか見られないのは気に入らない。
しかしこの本は、見開きで掲載している写真(画)が、ほとんどない。
たぶん1枚だけだと思う。
1ページに1枚。
素晴らしい。
自炊(本を裁断してスキャンしデーター化)するのにも、ありがたい。
裁断したら、額に入れて飾りたい画がいっぱい。
お気に入り その2 【裏話】
割とインタビュー記事が充実している。
スタッフや声優役、監督の声が約30ページ載っている。
特に瀧役の神木隆之介氏の新海誠マニアっぷりは面白かった。
お気に入り その3 【漫画】
そしてこれが一番の購入理由だが、新海誠が描いた漫画「塔のむこう」が掲載されていた。
これは「雲のむこう、約束の場所」の元になった話らしく、一人の女子高生が、遠くに見える塔まで歩いていくという話。
映画の原石っぽいこの作品。
色々と感じるものがあります。
やまきゅうMEMO
あ〜あ、買っちゃった、というのが正直な感想。
本はよかったんですよ。
モノを増やしたくないので自炊しない(できない)本はできるだけ買わないようにしていたんです。
でも、
どっかで裁断するんだろうなぁ。
絵コンテ等も↓
やまきゅう
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