スタジオジブリ・レイアウト展を宮崎県立美術館で見てきた
2018年9月17日まで宮崎県立美術館で開催されているスタジオジブリ・レイアウト展を見に行ってきました。
レイアウトとは、アニメにおける画面構成のこと。
レイアウトとは
レイアウトという職種がキチンとできたのは、「アルプスの少女ハイジ」かららしい。
これは会場内での高畑勲監督のインタビュー動画で語られていたが、毎週30分の作品を作るにあたり、ある一定のクオリティを保ちながらスケジュールをこなすのに必要だったとのこと。
絵コンテが出来上がり、作画と美術がタイムラグなく作業に入るために、1カットずつ人物(キャラ)と背景の設計図を描く。
実写映画ではカメラマンに近い役割。
これは宮崎駿というタレント(才能)がいたからこそ出来たことと語られていた。
実際「アルプスの少女ハイジ」「母を訪ねて三千里」は今見ても驚くクオリティ。
よくこのクオリティを1年間続けたものだとびっくりする。
会場では
そのレイアウトがジブリの全作品プラス、高畑・宮崎両監督の過去の作品も含めて展示されている。
ジブリ以外の作品で展示されているのは
風の谷のナウシカ(これはジブリ作品ということでいいのか?)
アルプスの少女ハイジ
母をたずねて三千里
赤毛のアン
未来少年コナン
ルパン三世(145話・155話・カリオストロの城)
名探偵ホームズ
セロ弾きのゴーシュ
じゃりん子チエ
とにかくすごい量のレイアウトが展示されている。
レイアウト用紙は大体B4サイズくらい?なので、一枚一枚見ていくのは結構疲れる。
モニターが設置され実際の映画の場面と、レイアウトを比較できるところもあり、こういう展示はわかりやすくてよかった。
残念なのは「千と千尋の神隠し」のコーナー。
たくさん展示してくれるのはありがたいが、壁の上の方までビッシリ貼られていてよく見えない。
これは、宮崎県立美術館の展示スペースが小さいからかもしれないが。
会場内は基本的に写真撮影はNGなのだが、3箇所ほど撮影できるところがある。
一人で行ったので、人無しの写真ですが…
小さいお子さんと一緒ならトトロのトリック写真は楽しそう。
あとジブリグッズを扱っているショップがある。
レイアウト展オリジナルや宮崎だとなかなか手に入らないものが売られています。
ジブリ好きには満足できる展示会です。
おすすめ。
やまきゅうMEMO
私はジブリ好きというより宮崎駿ファンなので、宮崎駿さんが描いたと思われるレイアウトをひたすらジッと眺めてきました。
だって直筆ですよ、直筆。
こんな機会は滅多にありません。
あぁ、ボツでぐしゃぐしゃに丸めた紙でも、落書きでもいいので宮崎監督が描いたもの欲しいなぁ。
家宝にするのに。
もうただのミーハーなファンです。
最近の宮崎作品にはこんなシーンが少ないのですが、私はこういうの好きです。
ショップでは、展示会の図録だけを購入。
裁断(自炊)しない本は、なるだけ買わないようにしていたのに…。
図録を買うと限定200個の缶バッジをもらった。
ひらくPCバッグにしばらくつけておこう。
美術館に入る前は雨が降っていたが、出てきた時は晴れ間が。
ジブリっぽい雲が出ていました。
中学か高校生の時に購入した「未来少年コナン」のレイアウト集。
これも私の宝物。
やまきゅう
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