書評〜ロバート・シャインフェルドフェルド 著 / 本田健 訳「ザ・マネーゲームから脱出する法」
マネーゲーム?
この名前の響きから、お金持ちの投資やらをしている人向けの本かと思ったが、内容は想像と違った。
生活するにはお金が必要。
お金がなくなるのは不安。
そんな方にはもちろん、生活する上で色々と不安や不快な思いをしている方にも読んでいただきたい、ぶっ飛んだ内容の本です。
何がぶっ飛んでいるのか?
著者は私たちが生活しているこの世界を、人間ゲームだという。
そのゲームを作り、しているのが「本来の自分」。
ハリウッドの映画のように、本物に見えるように巧みにこの世界を作り、配役を置き、「制限された自分」がゲームと気づかずにプレイしている。
映画やゲームのように、次々と難題が持ち上がり、それと格闘する。
その難題を作っているのも自分。
飽きないように、ハラハラドキドキする展開を作っているのだ。
「本来の自分」は想像主であり、なんでもできるパワーを持っている。
しかし、「制限された自分」はそんなことはないと信じ、自分で作ったゲームを必死にやっている。
何?この設定?
そう、本文にも出てきたが、映画「マトリックス」のような設定である。
主人公ネオは、意識の中の世界(ホログラムのような世界)で、本来の自分の力を信じることができたらスーパーマンみたいな力を発揮できる。
だが、ビルから飛び降りたら死ぬ、銃の弾は避けられない…等常識に縛られてなかなか力を発揮することができない。
まさに、私が今生活している世界も、そのホログラムでできた人間ゲームなんだと、この著者はいっている。
ゲームからの脱出には?
では、この自分で難題を作って自分が苦労してプレイしているゲームから脱出するにはどうすればいいのか?
著者はプロセスを使うと書いている。
自分はこの世界の創造主であり、無限のパワーがあることを思い出し、その無限のエネルギーを自分に取り戻すこと。
そして感謝すること。
不快なこと、不安なことがある度にこのプロセスを使用し、自分に力を取り戻す。
そうすることで、ホログラムの世界が変化し、素晴らしいものになって行く。
これにより、人間ゲームから脱出し、本来の自分を取り戻したら、どんな生活が待っているのか、すごく興味がある。
少しずつ、実践してみようと思う。
やまきゅうMEMO
こればかりは、実践し、自分が体験して見なければよくわからないが、全くのデタラメとは思えなかった。
それどころか、妙に納得できるところが多く、そういう視点で世界を見ていくと気づきもたくさんありそうだ。
人間ゲームから脱出した時の気持ちは、どんな感じなんだろう。
やまきゅう
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